俳優の古谷一行さん死去多くのテレビドラマや舞台で活躍 78歳 - Easy News

俳優はいゆうの古谷ふるや一行いっこうさん死去しきょ多おおくのテレビドラマや舞台ぶたいで活躍かつやく 78歳さい

Sep 2, 2022 23:09

Furigana

人間にんげん味みあふれる演技えんぎで多おおくのテレビドラマや舞台ぶたいで活躍かつやくした俳優はいゆうの古谷ふるや一行いっこうさんが先月せんげつ23日にち、東京とうきょう都内とないの病院びょういんで亡なくなったと所属しょぞく事務所じむしょが発表はっぴょうしました。78歳さいでした。

古谷ふるやさんは東京とうきょう都と出身しゅっしんで、大学だいがく在学ざいがく中ちゅうに俳優座はいゆうざの養成ようせい所しょに入はいり、俳優はいゆうの道みちを志こころざしました。

1977年ねんから始はじまった民放みんぽうのドラマ「横溝よこみぞ正史せいしシリーズ」で、名めい探偵たんていの金田一きんだいち耕こう助役じょやくを務つとめ、愛あいきょうあふれる演技えんぎで幅広はばひろい人気にんきを得えました。

また、1983年ねんから放送ほうそうされた民放みんぽうのドラマ「金曜日きんようびの妻つまたちへ」で女性じょせいを惑まどわす二に枚まい目めの役やくを演えんじて話題わだいを集あつめたほか、1996年ねんのNHKの大河ドラマたいがどらま「秀吉ひでよし」では竹中たけなか半兵衛はんべえを、また、2002年ねんの「利家としいえとまつ」にも出演しゅつえんするなど渋しぶみを増ました演技えんぎで存在そんざい感かんを見みせていました。

2011年ねんに肺はいがんが見みつかりましたが、手術しゅじゅつをして復帰ふっきし、その後そのごも2017年ねんのNHK連続れんぞくテレビ小説しょうせつ「ひよっこ」など数すう多おおくのテレビドラマや映画えいが、それに舞台ぶたいに出演しゅつえんし、活躍かつやくしてきました。

所属しょぞく事務所じむしょによりますと、古谷ふるやさんは、トレーニング中ちゅうに突然とつぜん、体調たいちょうを崩くずし、先月せんげつ23日にち、東京とうきょう都内とないの病院びょういんで亡なくなったということです。

78歳さいでした。

息子むすこの降くだ谷たに建けん志こころざしさん「親父おやじの息子むすこにしてくれてありがとう」

古谷ふるや一行いっこうさんの息子むすこで、バンド「Dragon Ash」のボーカルの降くだ谷たに建けん志こころざしさんは、自身じしんのSNSを更新こうしんし「親父おやじお疲れ様おつかれさま最後さいごまで本当ほんとうに勇敢ゆうかんに闘たたかい抜ぬいたね」などと投稿とうこうしました。

そして「親父おやじの息子むすこにしてくれてありがとう生まれ変うまれかわってもイカした俳優はいゆうとイカしたバンドマンの親子おやこになろぜ愛あいしてるよじゃね」と父ちちへの感謝かんしゃをつづりました。

俳優はいゆうの小川おがわ知子ともこさん「大人おとなの男おとこでした」

古谷ふるや一行いっこうさんとTBSのテレビドラマ「金曜日きんようびの妻つまたちへ」などで共演きょうえんした俳優はいゆうの小川おがわ知子ともこさんは、自身じしんのSNSに「突然とつぜんのことで心臓しんぞうがドキドキしてます。闘病とうびょうされていたのですね。一行いっこうちゃんとは役者やくしゃとして長ながいお付き合つきあいでした。一行いっこうちゃんは常つねに冷静れいせいで穏おだやかで何なにがあっても笑わらっている大人おとなの男おとこでした。本当ほんとうにありがとうございました。ゆっくりお休やすみください」と投稿とうこうし、その死しを悼いたみました。

俳優はいゆうの名取なとり裕子ゆうこさん「おおらかな人柄ひとがら忘わすれられません」

古谷ふるや一行いっこうさんとテレビドラマなどで共演きょうえんした俳優はいゆうの名取なとり裕子ゆうこさんは「突然とつぜんの訃報ふほうにふれ驚おどろいております。若わかい頃ころに時代じだい劇げきなどでご一緒いっしょさせて頂いただきました時とき新人しんじんの私わたしにも気軽きがるに声こえをかけてくださり、男おとこらしい、堂々どうどうとした明あかるい笑顔えがおで、現場げんばをまとめてくださいました。おおらかなお人柄ひとがらが忘わすれられません。心こころよりご冥福めいふくをお祈おいのり申し上もうしあげます」とコメントを寄よせました。

俳優はいゆうの竹中たけなか直人なおとさん「憧あこがれの俳優はいゆう優やさしさに満みち溢あふれていた」

NHKの大河ドラマたいがどらま「秀吉ひでよし」で古谷ふるや一行いっこうさんと共演きょうえんした俳優はいゆうの竹中たけなか直人なおとさんは「古谷ふるや一行いっこうさんは憧あこがれの俳優はいゆうでした。ぼくが若わかい頃ころ、何なん度どか共演きょうえんさせて頂いただきましたが、大河ドラマたいがどらま『秀吉ひでよし』の撮影さつえい現場げんばでの古谷ふるやさんが忘わすれられません。その時ときの古谷ふるやさんのぼくを見みつめてくださる眼差まなざしが、変へんな表現ひょうげんになってしまいますが、抱だきしめるような優やさしさに満みち溢あふれていた事ことです。役やくを超こえたところでひとりの人間にんげんとしてぼくを見みつめてくださっている。それがどれほど自分じぶんの生いきる勇気ゆうきになった事ことか。そして『竹中たけなか…』と呼よんで下くださった古谷ふるやさんのあの声こえ。たまらなく優やさしかった古谷ふるやさん。本当ほんとうに本当ほんとうにさみしい限かぎりです」とコメントを寄よせました。