ウクライナへの侵攻が長期化するなか、ロシア当局はメディアへの圧力を強めています。
モスクワの裁判所は5日、西側に機密情報を流したとして元コメルサント紙記者のイワン・サフロノフ氏に懲役22年の実刑判決を言い渡しました。
EUやロシアの独立系メディアなどは、検察側は証拠も提出しておらず、容疑はでっち上げだとして釈放を求めてます。
サフロノフ氏は上訴する方針だということです。
また、モスクワの裁判所は独立系メディア「ノーバヤ・ガゼータ」の報道機関としての認可の取り消しも決定しました。
編集長で昨年のノーベル賞受賞者のドミトリー・ムラトフ氏は裁判後、記者団に対し「政治的決定で、法的な根拠はまったくない」と述べ、上訴する意向です。