オーストリア政府は7日、ロシアによるウクライナ侵攻などの影響を受けたエネルギー価格の上昇に対処するため、12月から電気料金に上限を設定する計画を発表しました。
上限価格は家庭の平均消費量の約80%に有効で、価格の上昇を大きく抑えることができるとしています。2900キロワット時を超えた分は市場価格を支払わなくてはなりません。オーストリアのネハンマー首相は、電力消費を抑えようというインセンティブ(動機付け)にもなると述べました。
電気料金の凍結は12月1日に始まり、2024年6月30日まで継続する見通しです。1年間で1世帯あたり平均約500ユーロ(約7万2000円)の負担軽減につながるとみられています。