大谷選手は10日、相手の本拠地ヒューストンでエンジェルスと同じアメリカンリーグ西部地区で首位のアストロズ戦に先発登板し、3番・指名打者で出場しました。
中5日で登板の大谷選手は1回、1点のリードでマウンドに上がりましたが、先頭バッターから2者連続でヒットを打たれるなど同点とされました。
2回、味方の打線は、主軸のトラウト選手が球団新記録となる6試合連続の34号スリーランホームランを打つなどこの回、4点を勝ち越して再び援護しました。
このあと2回に大谷選手はキレのある変化球で2者連続で三振を奪うと、3回は2アウト二塁三塁の場面で相手打線の中軸から大リーグで自己最速となる163.2キロの剛速球を投げて空振り三振を奪いました。
また、新しい球種として7月の試合から使っているツーシームを効果的に投げ、早いカウントでバッターを追い込むなどピッチングの幅を広げて追加点を許しませんでした。
大谷選手は5点リードで5回を投げ終えて1失点と好投しましたが、6回の投球練習中に指を気にするしぐさを見せ、ネビン監督代行などがマウンドに集まって話したあと急きょ、マウンドを降りました。
球団によると、右手の指のマメが原因ということです。
大谷選手は79球を投げて、打たれたヒットは6本、フォアボールが2つ、三振を7つ奪いました。
シーズン規定投球回の「162」までは、あと「21」としています。
一方、バッターとしては、1回の第1打席と2回の第2打席がセンターフライ、5回の第3打席はセカンドゴロ、7回の第4打席は見逃しの三振、9回の打席で代打が送られて交代し、この試合は4打数ノーヒットで打率は2割6分5厘となりました。
エンジェルスは6対1で勝ち、大谷選手が勝ち投手となって今シーズンの通算成績は、12勝8敗となりました。