ひつぎはイギリスを構成するイングランドやスコットランドなど各地方を表す紋章からなるイギリス王室の旗「ロイヤル・スタンダード」に包まれ、その上には生前、女王が好きだったという花で編まれた花輪が手向けられていました。
バルモラル城の近くにある教会の沿道には、女王に別れを告げようと早朝から大勢の市民が集まっていて、ひつぎを乗せた車がゆっくりと通り過ぎると静かに見守っていました。
ひつぎはエディンバラに到着したあと、翌12日にセントジャイルズ大聖堂に移される予定で、チャールズ国王をはじめ王室のメンバーが迎えます。
そして12日午後には一般の人たちが弔問に訪れます。
その後、女王のひつぎは13日にイギリスの空軍機でエディンバラからロンドンに運ばれ、14日からは国会議事堂の建物で最も歴史が古いとされるウェストミンスターホールに安置され、19日の国葬まで一般の人たちが弔問できるようになります。