アイルランドの国営航空エアリンガスは10日、首都ダブリンの拠点空港から欧州諸国と英国へ向かう全便の欠航を発表しました。
コンピューターシステムの不具合で、51便が欠航になったというです。
エアリンガスは、クラウドサービスを提供する英国の業者が接続障害を起こしたと説明。その後システムを修復し、全面復旧を急いでいると述べて、乗客らに謝罪しました。
同国の格安航空会社、ライアンエアーはダブリンとコーク、シャノンの各都市で足止めされた乗客らに、100ユーロ(約1万4500円)の「救援料金」を提示。ダブリンで発券機の前に数百人が並ぶ画像をツイートしました。
エアリンガスは欠航便の予約客に、ダブリン空港には向かわず、コールセンターやSNSを通して無料の旅程変更手続きを取るよう呼び掛けました。
現地のジャーナリストは、ダブリン空港のターミナル前に数千人の列ができたとする動画をSNSに投稿しました。