バスの車内に子どもが置き去りにされて死亡する事件は海外でもたびたび発生しています。東南アジア・タイでは子どもの命を守る取り組みが行われています。
8月30日、タイ中部のチョンブリ県で7歳の女の子が通学バスに取り残され、その後、死亡しました。
現地メディアによりますと、女の子は朝の通学時に眠ってしまったとみられ、夕方になって車内で発見されたということです。
現地当局によりますと、通学や通園バスでの置き去りにより2014年以降、タイ国内で少なくとも6人が死亡していて、対策が叫ばれています。
こうしたなか、一部の幼稚園や小学校では子どもたちに車内に取り残された時の対処法を伝える訓練を定期的に実施しています。
また、3年前には関連の絵本も発売されました。
バスの中で寝てしまった男の子が車内に取り残されてしまいますが、父親との会話を思い出し、クラクションを鳴らして助けを呼ぶというストーリーです。