ニューヨークのブロードウェイでは、
新型コロナウイルスの
感染拡大の
影響で1
年半にわたり
休演していたミュージカルが
去年9
月、
本格的に
再開し、14
日で1
年がたちました。
再開当初は義務づけられていたワクチンの接種証明の提示やマスク着用の義務もなくなり、人気ミュージカルの上演には行列も出来るなど観客の数もコロナ前の水準に戻り始めています。
人気ミュージカル「アラジン」の劇場の入り口には、マスクの着用を促す看板が設置されていましたが、入場者数は制限されておらず、上演後の舞台あいさつではおよそ1700人の観客が総立ちになって出演者に大きな拍手を送っていました。
観劇に訪れた女性は「数か月前に舞台を見たときはまだマスクを着けていたし、接種証明も見せていましたが、その時より、もう一歩前に進んだ感じがします。たくさんの人が外に出ていてうれしいです」と話していました。
劇場などでつくる団体によりますと、1年前に再開した後も感染拡大のたび、一時的に劇場を閉鎖するなどしたため、全体の観客の数はコロナ前の水準までは戻っていないものの、再開以後、これまでに1000万人以上が劇場を訪れたということです。
劇場周辺のレストランのオーナー「90%ほどに戻った」
ブロードウェイの
劇場周辺には
多くのレストランが
並び、
観劇に
訪れた
客が
多く
訪れていました。
しかし、劇場が閉鎖されたおととし3月には、ほとんどの店舗が一時休業に追い込まれました。
このうち、劇場街にある菜食主義者向けのレストランも、一時休業しましたが、その後再開し、劇場が閉鎖されていた期間中も持ち帰り用の食事を提供するなど営業を続けてきました。
レストランのオーナーは、「劇場の再開前、客数はコロナ前の50%ほどだったが、再開後は90%ほどに戻った。ニューヨークに住む人はもちろん、郊外からの観光客や近隣の州からも、たくさんの人が来るようになった。このまま感染が抑えられて、ますます忙しくなることを願っている」と話していました。
劇場 今後も状況によっては再び規制強化の可能性
ブロードウェイの
劇場などでつくる
団体は、
再開した
当初、
観客に対してワクチンの
接種証明の
提示や
マスクの
着用を
義務づけていました。
その後ことし3月、劇場のあるニューヨーク市はそれまで義務化していた劇場やレストランに入る際のワクチンの接種証明の提示などを撤廃しました。
ブロードウェイの劇場でも、ニューヨーク市の決定を受けて規制緩和の検討が続けられ、ことし5月からはワクチンの接種証明の提示が、ことし7月からはマスク着用の義務化が撤廃されました。
ただ、この団体によりますと、今後も毎月感染状況の確認を続け、状況によっては再び規制を強化する可能性もあるとしています。
また、マスクの着用については義務化はしていないものの、着用を強く推奨していて、多くの劇場では看板を設置したり係員が呼びかけたりして着用を促しています。
“選挙妨害”か?表現の自由か?東京15区 広がる波紋 専門家は
過去最多の9人による混戦となった衆議院・東京15区の補欠選挙。候補者の1人がほかの候補者たちの演説場所で、大音量で批判などを繰り返し、各陣営からは“選挙妨害だ”との声が相次ぎました。警視庁が候補者に警告を出す“異例”の事態にも。一方で、候補者側は「表現の自由の範囲内だ」と主張しています。選挙妨害か?表現の自由か?専門家の見方は…
Source: NHK
Apr 30, 2024 19:04