死亡したのは、ロシア極東・北極圏地域の開発を担当する、イバン・ペチョーリン氏(39)です。
ウラジオストクの近海で、高速のボートから転落し、その後、遺体で発見されたということです。
ロシアでは、今年に入り、実業家などの要人が、自殺や原因不明の事故で次々と命を落としています。
CNNによりますと、ペチョーリン氏で9人目だといいます。
ロシアに詳しい専門家は、不審死した人の多くが、国家プロジェクトに参加している人たちだと説明しています。
ロシア政治学者・中村逸郎氏:「欧米から厳しい経済制裁を受けている。非常に窮地に追いやられてしまっている状況。そうした人たちが、プーチン大統領に批判とか不平を抱く。そして、そういう言動を見せるだけで、実は(プーチン政権から)粛清されてきている、その可能性が高い」