午前9時の気温で6度3分と冷え込む中、担当者は公園内を回って、桜の咲き具合を確認しました。そして、バーベキューに使う木炭やコンロ、それに紙皿などがそろっているかを確認したり、火が使える場所を示す看板を設置したりしました。
円山公園ではバーベキューをしながら花見を楽しもうという人たちの予約が27日だけで80組余り入っているということですが、26日夜遅くから27日の朝にかけて、札幌市でも雪が降ることが予想されているため、管理事務所では予約のキャンセルを心配しています。
円山公園管理事務所の鈴木哲也さんは「あすからの雪で、予約のキャンセルが出ないか不安ですが、いったん寒くなることで、より長い期間桜を見ることもできるので、ぜひ楽しんでもらいたい」と話していました。
レンタカー 運転に注意を
新千歳空港の近くにある千歳市内のレンタカー会社では、27日からの大型連休中、準備した580台の車が予約でいっぱいになっています。
道内では26日夜から27日昼前にかけて広い範囲で雪が降る予報のため、この会社では雪が降る地域に行く客には450台あるスタッドレスタイヤを装着した車を貸し出しています。
担当者は雪道の運転に慣れていない道外や海外の利用客に対して、車間距離を十分に空けることや、急ブレーキや急加速、急ハンドルをしないよう口頭で説明したり、チラシを渡したりして注意を呼びかけていました。
広島から来た28歳の男性は「雪道は慣れていません。滑りやすいと思うので、ゆっくり安全に運転したい」と話していました。
一方、ノーマルタイヤを装着した新車130台については道路が凍結する可能性の少ない、近くの市街地などで利用する客向けに、同意を得たうえで、貸し出しているということです。
レンタカー会社の石川遼太郎さんは「スタッドレスタイヤを装着していても、スリップすることはあるので、時間に余裕を持って運転してほしい」と話していました。
富山の遊園地にはカラオケができる観覧車登場
富山県魚津市の遊園地「ミラージュランド」は海岸近くのおよそ3万平方メートルの敷地に13種類の乗り物などがあり、日本海側で最大級という、高さ66メートルの観覧車が名物になっています。
遊園地では大型連休に合わせて、27日からこの観覧車にユニークなゴンドラを導入することになりました。
1つは昭和の酒場をイメージしたゴンドラで、ミラーボールやカラオケが設置され、1周15分の間、昭和の歌謡曲を歌うことができます。
もう一つは「青い鳥ゴンドラ」で、鳥かごの中にいる青いコザクラインコと、癒やしのひとときを楽しむことができます。
遊園地では40台のゴンドラのうち、3台の内装と外装を先月以降、ヒョウ柄や金色、ピンク色に装飾したものに切り替えていて、利用者などからのアイデアをもとに、今後も新しいゴンドラを導入していきたいとしています。
「ミラージュランド」の森剛士企画運営係長は「連休をねらった企画ですが、多くの人にSNSなどに投稿してもらい、注目が集まればと思っています」と話していました。