開閉会式と、実施が凍結されているボクシングを除く32の競技が対象で、チケットを選択するページでは、観戦に行きたい日にちや競技会場、それに各競技から検索し、座席の種類や枚数を選びます。
抽せん販売では、第1希望と第2希望でそれぞれ30枚まで申し込むことができ、最大の当選枚数は合わせて30枚となっています。
チケットの購入には「TOKYO2020ID」への登録が必要で、8日時点での登録件数はおよそ295万件となっています。
チケットの受け付け期間は今月28日の午後11時59分まで、抽せんの結果は来月20日に発表されます。
大会の組織委員会は、受け付けの開始直後や締め切りの直前はアクセスが集中し、つながりにくくなることがあるとみていて、「申し込みの順番は抽せんの結果に影響しないので期間中に余裕を持って申し込んでほしい」と呼びかけています。
ログインしずらい状態に
チケットの購入には、公式販売サイトや東京大会のホームページを通じて事前に登録したIDでログインする必要がありますが、組織委員会によりますと午前10時15分ごろからログインしづらい状態になっています。
ホームページの画面には「IDの登録・ログインがしづらい事象が発生している」とのメッセージが表示されています。
組織委員会は「アクセスが集中していることによる事象なので、時間をおいてから手続きをしてほしい。ご迷惑をかけし大変申し訳ございません」と話しています。
システムトラブル対策は
組織委員会は、公式販売サイトへのアクセスが集中しシステムにトラブルが起きるを防ぐため、利用者を一時的に順番待ちのページに誘導する仕組みを取り入れました。
東京大会の運営を巡っては、去年12月までに行った大会ボランティアの募集で、応募の最終日にアクセスが殺到したため、登録完了の手続きをするメールが応募者に届かないシステムトラブルが発生しました。
こうしたことを踏まえ、組織委員会は、今回、公式販売サイト内に利用者が大量にいる場合は、後からアクセスした利用者を順番待ちのページに誘導する仕組みを取り入れ、システムにかかる負荷を軽減したとしています。
順番待ちのページに誘導された利用者には、待ち時間の目安が表示されますが、長ければ数時間待つこともあるということです。
ただ、想定を超える人数がアクセスした場合は、公式販売サイトにつながらないなどの状態が生じる可能性もあるということで、組織委員会は「時間に余裕を持って申し込んでほしい」としています。