太平洋上に膨大な量のプラスチックが浮かぶ「太平洋ごみベルト」から、米NPO「オーシャン・ボヤージュ(OV)研究所」のチームがこのほど40トン余りのごみを回収しました。
人工衛星や無人機の技術を駆使し、25日間かけて洗剤のボトルやプラスチック製家具、おもちゃなどを回収しました。
この中には、漁業用の網やロープが漂流する「ゴーストネット」も含まれていました。
回収されたごみのうち約1.5トンはハワイ大学のアーティストらに寄付され、オブジェなどの制作に使われています。残りは業者が処理したうえで、ハワイの廃棄物発電所で焼却するということです。
海に捨てられるプラスチックごみは年間115万トンから241万トンに及ぶと推定され、回収された40トンはほんの一部にすぎません。