北海道大学の
名和豊春学長が
職員に対しパワーハラスメントを
行っていたとして、
大学の
学長選考会議が
文部科学大臣に
解任を
申し出る方針を
決めたことが
分かりました。
北海道大学の
学長選考会議は
名和学長が
職員にパワハラをしているという
関係者からの
訴えを
受けて、
去年11
月、
学外の
有識者を
含む調査委員会を
設置しました。
関係者によりますと、名和学長からヒアリングなどをした結果、「パワハラがあった」として、4日の会議で学長としてふさわしくないという結論に至ったということです。
学長選考会議は今後、国立大学法人の学長を任命する文部科学大臣に解任を申し出る方針で、文部科学大臣は申し出を精査したうえで、解任するかどうか判断することになります。
文部科学省によりますと平成16年度に国立大学が法人化されたあと、学長が解任された例はないということです。
名和学長は平成29年に学長に就任し現在3年目ですが、去年12月から体調不良を理由に休職しています。
この問題について北海道大学は調査委員会が認定したパワハラ行為や名和学長へのヒアリングの具体的な内容を明らかにしておらず、「現時点でのコメントは差し控えたい」と話しています。