米連邦準備制度理事会(FRB)は16日、予想より早い時期に利上げを実施する見通しを示し、市場を驚かせました。特に金投資家の失望は大きでした。
金価格は16日に4%下落し、17日も続落しました。5月上旬以来、初めて1オンス=1800ドル(約19万8000円)を割り込みました。
金価格がインフレ懸念とともに上昇するのは事実ですが、金融市場は既にこのシナリオを織り込み済みなのかもしれません。FRBがインフレの脅威をこれまでより深刻に受け止め、より積極的な対策に乗り出す可能性があるとの予想から、投資家はむしろ金を売っている様子です。