地方の
デパートを
閉店する
動きが
相次ぐなか「
高島屋」は、
売り上げが
低迷している
神奈川県の
2つの
店舗の
営業を
来年終了し、
鳥取県米子市に
ある「
米子高島屋」については、
地元の
企業に
営業を
譲渡することを
明らかにしました。
これは高島屋の村田義郎社長が、11日の中間決算の会見で明らかにしたものです。
それによりますと、横浜市港南区の「港南台店」の営業を来年8月に、神奈川県海老名市のショッピングセンターにテナントとして出店する「タカシマヤスタイルメゾン」の営業を来年2月に、それぞれ終了します。
理由について会社は、地域の高齢化や専門店との競合で、黒字化が難しいと判断したとしていて、雇用については近隣の店舗への配置転換などで維持するとしています。
また、鳥取県米子市にある子会社「米子高島屋」については、来年3月に地元企業「ジョイアーバン」に、すべての株式を譲渡するとしています。
ただ「米子高島屋」の名前は残し「ジョイアーバン」が営業を続けるということです。
高島屋の村田社長は「人口減少で地域経済の縮小が避けられないなか、将来の黒字化が見通せない店舗については、縮小や撤退を検討していく」と述べました。
地方のデパートを巡っては10日「そごう・西武」が5店舗の閉鎖を発表するなど、閉店の動きが相次いでいます。