鳥インフルエンザウイルスは今月、香川県内の養鶏場で相次いで確認されていますが、福岡県の養鶏場で検出されるのは初めてだということです。
福岡県によりますと24日、宗像市にある養鶏場の管理者から「鶏が相次いで死んだ」と連絡があり、検査の結果、「H5型」の鳥インフルエンザウイルスが検出され、高病原性の疑いが強いことが確認されたということです。
福岡県は25日午前5時半すぎから対策本部会議を開き、小川知事は、「何より大事なのは初動対応の徹底による封じ込めだ」と述べました。
そして県は、この養鶏場の鶏およそ9万3500羽の処分を25日朝から始め、3日以内に終えることにしています。
また、半径3キロ以内を鶏や卵の移動を禁止する「移動制限区域」に、半径10キロ以内をその地域からの出荷を禁止する「搬出制限区域」にそれぞれ指定しました。
福岡県内の養鶏場で鳥インフルエンザウイルスが検出されるのは初めてだということです。
鳥インフルエンザウイルスは、今月5日以降、香川県内の8つの養鶏場で相次いで確認されたほか、鹿児島県などで野鳥のふんからも検出されていて、農林水産省が衛生管理の徹底などを呼びかけています。