米国立科学財団は1日、プエルトリコにあるアレシボ天文台で、望遠鏡のプラットフォームが崩壊したと発表しました。
米国立科学財団は数週間前、今年に入って望遠鏡に修理不可能な破損が生じたために、使用を中止して解体すると発表していました。
今年8月、補助ケーブル1本がタワーのソケットから外れて落下し、アンテナに約30メートルの損傷が生じました。修理計画を立てるために被害の程度を調べていたところ、11月6日にメインケーブルが破損し、アンテナがさらに損傷しました。
ケーブルを点検した結果、残るケーブルにも亀裂があることが分かり、タワーのソケットから外れかけている箇所も見つかりました。このため望遠鏡は崩壊する可能性があると判断し、米国立科学財団が解体を決めていました。