船に乗り込みベンガル湾にある島に向かって移動するのは、約1600人のロヒンギャ難民です。
バングラデシュ南東部にある難民キャンプでは、約90万人のロヒンギャが劣悪な環境で暮らしていて、バングラ政府は「難民の生活環境を改善させるため」として島への移住を計画し、今後も順次、移送を続ける方針です。移送先の無人島には10万人が住むことができる施設や病院などが整備されているといいますが、モンスーンの大雨の度に洪水が起きていて、人権団体などからは安全面を懸念する声が上がっています。
さらに、ロイター通信によりますと、難民のなかには「同意なしに移送のリストに入れられた」と話す人もいて、「強制移住」との指摘も出ています。