世界最高峰のエベレスト(中国名チョモランマ)の標高をめぐり論争を続けてきた中国とネパールが8日、新たな測量結果を共同で発表しました。
発表によると、エベレストの標高は8848.86メートルです。これまで認知されていた8848メートルより高いことが分かりました。
ネパール政府の幹部はCNNに、「測量を完了することができて大変誇りに思う」と述べました。
オンラインで開かれた8日の記者会見には、ネパールのギャワリ外相と中国の王毅(ワンイー)外相も出席しました。
中国は2005年、独自の測量結果として標高約8844メートルと発表していました。だがネパールはこの調査を承認していなかったため、インドの測量で1955年に発表された8848メートルを引き続き公式の標高としてきました。