今回の地震で石川県では全壊や半壊、一部損壊を合わせておよそ4万5000棟の住宅で被害が確認されていて、県は仮設住宅の建設を進めています。
輪島市では、31日、県内で初めてとなる仮設住宅18戸が市の中心部にあるキリコ会館多目的広場で完成します。
午前中、業者が設備などを確認し、午後、県から市に引き渡される予定です。
完成する仮設住宅は、2人から3人用の2DKタイプが14戸、6人から8人用の4LDKタイプが4戸の合わせて18戸です。
市によりますと、これまでに4000件以上の申し込みがあったということで、この中から入居者を選んで速やかに通知し入居してもらうとしています。
一方、このエリアは津波の浸水域にあり、市は「すぐに建設できる市の土地の中から選んだ結果でやむをえないと考えている。万が一の際は速やかに高台に避難してほしい」としています。
輪島市内では、今回の18戸を含めて合わせて7か所で548戸の仮設住宅の建設が進められていて、石川県は、住まいを失った人たちに速やかに安心できる環境を提供したいとしています。