サムスンは1月17日のGalaxy S24の発表イベントにおいて、スマートウォッチに続くウェアラブル製品のGalaxy Ring(ギャラクシー・リング)を開発中であることを明らかにした。このデバイスの詳細は、まだ明かされていないが、プロトタイプを確認したアナリストは、重量が軽く、スリムでデザインも優れていると述べている。
The Vergeの取材に応じたサムスンの広報担当者は、このデバイスには「最先端のセンサー技術」が搭載され、24時間身につけていられるほど快適なものになると語った。
快適な着用感はウェアラブルデバイスに必須の条件だが、現状のスマートウォッチに欠けている点でもある。筆者はサムスンのGalaxy Watch 6や、その前のモデルであるWatch 5 Proの大ファンだが、どちらも装着したまま眠ると違和感がある。また、専門家は眠りに入る直前にディスプレイを見ることが、睡眠の妨げになる可能性があると述べている。
この分野で先行したOuraのスマートリングは、精巧な睡眠トラッキング機能を搭載し、バッテリーの持ちもスマートウォッチ以上だ。Ouraのリングの価格は299ドルと比較的高価だが、競争相手が現れれば値下げにつながる可能性もある。
サムスンは、非常に積極的な価格戦略をとっており、Galaxy S24を予約した一部のユーザーに、期間限定でGalaxy Watch 6を無料で提供している。同社はまた、Watch 6シリーズで15%オフのキャンペーンを実施中で、他の製品もサムスンのショッピングアプリで購入した場合に5%の割引を適用している。
サムスンの指輪型デバイスが、一連の割引価格で発売されたり、今夏に発売予定のGalaxy Fold 6にバンドルされたりすることも十分考えられる。