大手光学ガラスメーカーの「HOYA」は、
本社と
複数の
事業所でシステム
障害が
発生し、
眼鏡用レンズの
受注や
発送が
停止しているということです。
会社は、
第三者による
不正アクセスの
可能性が
高いとして
復旧を
急いでいます。
HOYAによりますと先月30日、本社と複数の事業所でシステム障害が起きていることを確認したということです。
この影響で複数の製品の生産や受注のシステムが停止し、眼鏡用レンズの受注や発送も止まっているということです。
HOYAの眼鏡用レンズは国内のシェアがトップで、販売店にも影響が出ています。
このうち、眼鏡販売大手の「ジンズ」では先月31日からオンラインショップを含むすべての店舗で、一部のレンズの取り扱いを一時的に停止しています。
HOYAによりますと、これまでの調査の結果、第三者が会社のサーバーに不正アクセスを行った可能性が高いとみられるということです。
会社はシステムの復旧作業を急ぐとともに、会社の機密情報や個人情報が外部に流出した可能性についても調査を進めています。
HOYAは眼鏡用レンズのほかにも、半導体の製造工程で使う製品や医療用内視鏡も手がけています。