일본어 뉴스: 石川珠洲唯一の高校で入学式生徒たちが復興への決意新たに

石川いしかわ珠洲すず唯一ゆいいつの高校こうこうで入学にゅうがく式しき生徒せいとたちが復興ふっこうへの決意けつい新あらたに

Apr 8, 2024 17:04

Furigana

能登のと半島はんとう地震じしんで大おおきな被害ひがいを受うけた石川いしかわ県けん珠洲すず市しにある唯一ゆいいつの高校こうこうでもきょう入学にゅうがく式しきが行おこなわれ、生徒せいとたちはふるさとの復興ふっこうに向むけて決意けついを新あらたにしました。

珠洲すず市しにある県立けんりつ飯田いいだ高校こうこうは、地震じしんからおよそ1か月かげつにわたって避難ひなん所しょとなったほか、いまでも校舎こうしゃの壁かべにひびが入はいり、トイレが使つかえない状況じょうきょうが続つづいています。

入学にゅうがく式しきには地元じもとに残のこることを決きめた50人にん余あまりの新入生しんにゅうせいが出席しゅっせきし、式しきでは新入生しんにゅうせいを代表だいひょうして前野まえの静しず奏そうさんが「勉学べんがくに専念せんねんし、部ぶ活動かつどうや学校がっこう行事ぎょうじにも積極せっきょく的てきに参加さんかして明あかるい学校がっこう生活せいかつ送おくります」と誓ちかいのことばを述のべました。

これに対にたいして角すみ秀明ひであき校長こうちょうは「地震じしんによる劣悪れつあくな環境かんきょうに置おかれている中なかでも、常つねに感謝かんしゃの気持きもちを持もって自立じりつした人間にんげんに成長せいちょうしてほしい」とエールを送おくりました。

このあと、新入生しんにゅうせいたちはそれぞれの教室きょうしつに移動いどうしました。

担任たんにんの先生せんせいは「将来しょうらいに不安ふあんを感かんじることもあるかもしれないが、自分じぶんの可能かのう性せいを信しんじて前向まえむきに学校がっこうに通かよってほしい」と話はなしていました。

学校がっこうによりますと、ことしの新入生しんにゅうせいは例年れいねんの半数はんすうほどにとどまったということです。

女子じょし生徒せいとの1人にんは「避難ひなん所しょ生活せいかつや2次じ避難ひなんを経験けいけんしほかの学校がっこうの選択肢せんたくしもありましたが、地元じもとで頑張がんばりたいと思おもってこの学校がっこうに入学にゅうがくしました。地元じもとの復興ふっこうに少すこしでも貢献こうけんしていきたい」と話はなしていました。