気象庁によりますと、関東甲信越は高気圧に覆われて広い範囲で晴れ、南から暖かい空気も流れ込んで各地で気温が上がりました。
日中の最高気温は、新潟県の
▽三条市で32.5度
▽長岡市で31.4度
▽新潟市秋葉区で30.7度などとなり
沖縄県を除きことし全国で初めて30度以上の真夏日となりました。
また
▽長野県飯山市で29.3度
▽茨城県大子町で29度ちょうど
▽群馬県桐生市で28.4度
▽埼玉県鳩山町で28.3度
▽東京の都心で26.8度などと
真夏並みの季節外れの暑さとなったところもありました。
16日は15日ほど気温が上がらないものの、今週は平年より気温が高く、かなり高くなるところもあると予想されています。
この時期は、まだ体が暑さに慣れていないため屋外の活動などは体調管理に注意が必要です。
新潟 三条と長岡 4月の観測史上で最高気温に
新潟県三条市では、午後2時までの最高気温が32.2度と、4月の観測史上で最も高くなりました。
三条市の川沿いにある公園では、半袖姿でキャンプを楽しむ人たちの姿が見られました。
新潟市から訪れた40代の男性は「天気がいいとは思っていましたが、ここまで暑くなるとは思いませんでした」と話していました。
東京からキャンプに訪れていた60代の男性は「セーターを持ってきましたが、半袖になりました。季節外れの暑さになっています」と話していました。
また、日中の最高気温が31.4度と4月の観測史上で最も高くなった新潟県長岡市では、7月下旬並みの季節外れの暑さとなる中、日傘をさしたり半袖の服を着たりする人の姿が見られました。
80代の男性は「4月でこれだけ暑いのは経験がありません。花見の時期はもう過ぎてしまったかと感じるほどの暑さです」と話していました。
40代の女性は「きょうは半袖の服でちょうどよかったです。飲み物を飲む回数も多かったです」と話していました。
夏日の東京都心 小学校ではエアコンつけ 熱中症注意呼びかけ
東京都心では気温が26.8度と夏日になり、季節外れの暑さになりました。
新宿区にある江戸川小学校では、体が暑さに慣れていない児童が熱中症になるのを防ごうと、ことし初めてエアコンをつけ、教員が校内放送で「昼休みや体育の授業の際にはこまめに水分補給を」と呼びかけました。
例年は5月以降に呼びかけていましたが、季節外れの暑さが続いていることから、呼びかけの前倒しを決めたということで、校庭では昼休み中の児童たちが水分を補給していました。
この学校では、夏の熱中症対策として、体育館を使っていないときもエアコンをきかせて、体育の授業の合間などに休めるよう工夫していて、この暑さが続けば4月中に始めることも検討しています。
江戸川小学校の岡千恵校長は「4月でこんなに暑くなり、驚いています。暑さに慣れていない児童が体調を崩さないためにも、今のうちから意識を高めていきたい」と話していました。