この中なかで鈴木すずき財務ざいむ大臣だいじんは、外国がいこく為替かわせ市場しじょうで1ドル＝154円えん台だいとなり、およそ34年ねんぶりの円えん安やすドル高だか水準すいじゅんとなっていることについて「今いまの動うごきをしっかりと注視ちゅうししている。必要ひつように応おうじて万全ばんぜんの対応たいおうをとる」と述のべ、市場しじょうの動うごきをけん制けんせいしました。

そのうえで、今いまの為替かわせ相場そうばの動向どうこうに対にたいする見方みかたを問とわれたのに対にたいして「行き過いきすぎた動うごきなのか、急激きゅうげきな動うごきなのかという点てんについて私わたしの認識にんしきを述のべるのは、万全ばんぜんの対応たいおうをとることに関連かんれんするので、見解けんかいを示しめすのはふさわしいことではなく、コメントしない」と述のべて明確めいかくな言及げんきゅうを避さけました。

一方いっぽう、今週こんしゅう、アメリカ・ワシントンで開ひらかれるG20＝主要しゅよう20か国かこくの財務ざいむ相しょう・中央ちゅうおう銀行ぎんこう総裁そうさい会議かいぎで為替かわせ相場そうばの状況じょうきょうが議論ぎろんされるかどうか問とわれたのに対にたいし、鈴木すずき大臣だいじんは「現時点げんじてんで為替かわせを明示めいじ的てきに取り上とりあげる議題ぎだいは設定せっていされていないが、為替かわせを含ふくめた国際こくさい的てきな課題かだいについては、G20に限かぎらずさまざまな機会きかいを捉とらえ、必要ひつように応おうじて日本にっぽんの立場たちばをしっかり伝つたえていきたい。議題ぎだいにならなくても話題わだいにはなると思おもう」と述のべました。

林はやし官房かんぼう長官ちょうかん “過度かどな変動へんどうは望のぞましくないと認識にんしき”

林はやし官房かんぼう長官ちょうかんは閣議かくぎのあとの記者きしゃ会見かいけんで「為替かわせ相場そうばはファンダメンタルズ＝経済けいざいの基礎きそ的てき条件じょうけんを反映はんえいして安定あんてい的てきに推移すいいすることが重要じゅうようであり、過度かどな変動へんどうは望のぞましくないと認識にんしきしている。政府せいふとしては為替かわせ市場しじょうの動向どうこうを注意ちゅういしつつ、万全ばんぜんの対応たいおうを行おこなっていきたい」と述のべました。