先週せんしゅう、韓国かんこくで行おこなわれた総そう選挙せんきょでは、ユン・ソンニョル大統領だいとうりょうを支ささえる与党よとう・国民こくみんの力ちからが、選挙せんきょ前まえから議席ぎせきを減へらして大敗たいはいしました。

ユン大統領だいとうりょうは16日にち、選挙せんきょ後ごに初はじめて出席しゅっせきした閣議かくぎで、「今回こんかいの総そう選挙せんきょで示しめされた民意みんいを謙虚けんきょに受け止うけとめなければならず、低ひくい姿勢しせいと柔軟じゅうなんな態度たいどでより意思いし疎通そつうして民意みんいを傾聴けいちょうする。正ただしい国政こくせいの方向ほうこうを定さだめて最善さいぜんを尽つくしてきたが、きめ細きめこまかな部分ぶぶんの政策せいさくが足たりていなかった」と述のべました。

そして、「労働ろうどう・教育きょういく・年金ねんきんの3大だい改革かいかくと医療いりょう改革かいかくを引き続ひきつづき推進すいしんする中なかで、国会こっかいとも緊密きんみつに協力きょうりょくし、暮くらしの安定あんていのために必要ひつような予算よさんと法案ほうあんを国会こっかいに説明せつめいしていく」と述のべ、国会こっかいで多数たすうを占しめる野党やとうとの間まで対話たいわを進すすめたいという考かんがえを示しめしました。

選挙せんきょ結果けっかを受うけて、ハン・ドクス（韓かん悳とく洙）首相しゅしょうをはじめ政府せいふ高官こうかんが相次あいついで辞意じいを表明ひょうめいしていて、ユン大統領だいとうりょうは後任こうにんの人事じんじの選定せんていを進すすめているものとみられます。

5月つきから3年ねん目めの任期にんきに入はいるユン大統領だいとうりょうは、1987年ねんの民主みんしゅ化か以降いこう初はじめて、大統領だいとうりょうの5年間ねんかんの任期にんきを通をとおして少数しょうすう与党よとうのもとでの政権せいけん運営うんえいを迫せまられることになり、人事じんじの刷新さっしんや野党やとうとの関係かんけいをめぐって国民こくみんの支持しじを得えられるかがカギとなります。

北朝鮮きたちょうせん “与党よとう大だい惨敗ざんぱい”と言及げんきゅう 韓国かんこく総そう選挙せんきょの結果けっかに言及げんきゅうは初はつか

韓国かんこくの総そう選挙せんきょについて、北朝鮮きたちょうせんは16日にち付づけの朝鮮ちょうせん労働党ろうどうとう機関きかん紙し「労働ろうどう新聞しんぶん」の記事きじで、与党よとう・国民こくみんの力ちからが「大だい惨敗ざんぱいした」と言及げんきゅうしました。

北朝鮮きたちょうせんの報道ほうどうを分析ぶんせきしているラヂオプレスによりますと、北朝鮮きたちょうせんの公式こうしきメディアが韓国かんこく総そう選挙せんきょの結果けっかについて言及げんきゅうするのは初はじめてとみられるということです。

記事きじは、韓国かんこくでユン・ソンニョル大統領だいとうりょうの弾劾だんがいを求もとめる集会しゅうかいが開ひらかれたとする内容ないようで、参加さんか者しゃの発言はつげんとして「民意みんいの厳正げんせいな判決はんけつだ」などと伝つたえています。