2024年パリ・オリンピック(五輪)の採火式が、古代オリンピック発祥の地ギリシャのオリンピアで行われ、聖火リレーがスタートしました。
紀元前776年、記録に残る最初の大会が開かれた競技場には、来賓や市民が集まって聖火の点灯を見守りました。
採火式では古代の巫女の衣装をまとった女優たちが競技場に入場し、古代ギリシャの宗教儀式が行われたとされるヘラ神殿へ巫女を導きました。
巫女は光の神アポロンに助けを乞い、太陽光の助けを借りて、燃料で満たしたトーチを凹面鏡にかかげて聖火を灯しました。
こうした演出の採火式は1936年のベルリン大会で初めて確立され、衣装やトーチのデザインが注目を集めました。