岸田首相 情報の収集と分析などを指示
松野官房長官「必要な情報の収集 分析や警戒監視を行う」
北朝鮮の最近のミサイル発射
今月2日には、南北の分断後初めて、海上の境界線を越えた1発を含めて、20発余りのミサイルを発射しました。
3日にはピョンヤン(平壌)郊外のスナン(順安)付近からICBM=大陸間弾道ミサイルの可能性がある1発と、ピョンアン南道ケチョン(价川)付近から短距離弾道ミサイル2発を発射しました。
また、同じ日の夜には、内陸部のファンヘ(黄海)北道コクサン(谷山)付近から短距離弾道ミサイル3発を発射しました。
5日にも北西部のピョンアン北道トンリム(東林)付近から短距離弾道ミサイル4発を発射していました。
そして、9日にも西部のピョンアン南道スクチョン(粛川)付近から短距離弾道ミサイル1発を発射していました。
アメリカはことし9月に続いて先月、原子力空母を日本海に再び展開し、日本や韓国とともに共同訓練を行いました。 先月17日から28日にかけては、韓国軍の定例の野外機動訓練が一部アメリカ軍も参加して実施されたほか、今月5日までの6日間、最新鋭のステルス戦闘機やB1爆撃機などを投入して米韓空軍による5年ぶりの大規模訓練が行われました。 また、韓国軍は、今月10日までの4日間、北朝鮮の核・ミサイルなどの脅威を想定した定例の指揮所演習を実施しました。 一方、北朝鮮は、先月9日までの15日間、キム・ジョンウン(金正恩)総書記の立ち会いのもとで、戦術核運用部隊の訓練を実施し、弾道ミサイルを7回発射しました。 また今月2日には、南北の分断後初めて、海上の境界線を越えて落下した地対空ミサイル1発を含む20発余りのミサイルを発射しました。 その後も、3日から5日にかけて、ICBM=大陸間弾道ミサイル級の可能性がある1発を含む弾道ミサイルを相次いで発射し、北朝鮮軍は米韓空軍の大規模訓練に対応するための「軍事作戦」を断行したと発表していました。
北朝鮮をめぐる最近の動き