大阪 堺市の
自宅で
妻と3
歳の
娘を
殺害したとしてブラジル
国籍の
夫が
国際手配されている
事件で、
大阪府警の
捜査員が
日本時間の21
日午前、
夫の
潜伏先とみられるブラジルに
到着しました。
現地の捜査当局にこれまでの捜査状況を説明し、「代理処罰」の要請も視野に協力を求めることにしています。
ブラジル国籍のバルボサ・アンデルソン・ロブソン容疑者(33)は、ことし8月、大阪 堺市の自宅で妻の荒牧愛美さん(29)と長女のリリィちゃん(3)を刃物のようなもので刺して殺害したとして殺人の疑いで全国に指名手配されました。
その後の捜査で事件のあと、ブラジルに向けて出国したことがわかりICPO=国際刑事警察機構を通じて国際手配していますが、その後の足取りはわかっていません。
こうしたことから、大阪府警は潜伏先とみられるブラジルに捜査員3人を派遣し、日本時間の21日午前9時前にブラジルの首都、ブラジリアの空港に到着しました。
現地では警察庁の職員も同行してブラジル連邦警察の本部などを訪れ、これまでの捜査状況を説明し、今後、現地の法律で処罰する「代理処罰」の要請も視野に協力を求めることにしています。
容疑者の弁護士「現時点で報道機関に提供する情報ない」
ブラジルに潜伏しているとみられる容疑者の代理人を務めるマチアス・フルラネト弁護士は、NHKの取材に対し、「現時点で報道機関に提供する情報はない。我々は依頼人を弁護することに専念している」とコメントしています。