米ニューヨーク市のJFK空港で、フロリダ州オーランド行きの便に乗せる予定だったスーツケースの中に1匹の猫が閉じ込められているのが見つかりました。
スーツケースの中の猫は16日、空港の預け入れ荷物の検査で米運輸保安庁(TSA)職員が発見しました。X線検査装置の画面に写っていたのは、ボトル数本とワイングラス、サンダル1足、それに実物大の猫の輪郭でした。
輪郭が写っていたのは本物の猫でした。茶トラの猫は、スーツケースに詰め込まれて数時間振り回されていたにもかかわらず、元気そうな様子でした。そのまま貨物として積まれていれば、死んでいてもおかしくなかったです。
乗客は翌日、猫なしで別の便を予約しました。ニューヨーク・ポスト紙によると、「スメル」という名のこの猫は、脱走劇を気にする様子もなく、無事に自宅に戻ったそうです。