崔洋一さんは長野県で生まれ、大島渚監督の映画「愛のコリーダ」の助監督などを務めたあと、1983年に「十階のモスキート」で劇場映画の監督としてデビューしました。
1993年、在日コリアンのタクシー運転手を主人公に日本に住む外国人などの姿を描いた「月はどっちに出ている」で注目を集め、ビートたけしさんが主演を務め、2004年に公開された映画「血と骨」では、日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞しました。
また、2004年からことしまで、日本映画監督協会の理事長を務めました。
崔さんはことし1月、ぼうこうがんを公表し、闘病していましたが、崔さんの事務所によりますと27日午前1時、東京都内の自宅で亡くなったということです。73歳でした。