クロマグロ
などの
資源管理を
行っている
国際機関は、
東大西洋と
地中海の
来年から3
年間のクロマグロの
漁獲枠について
年間およそ4
万トンと、12%
余り増やすことを
決めました。
資源量が
回復傾向に
あるとして
漁獲枠はこれまでで
最も大きくなっています。
日本やアメリカ、カナダなど52の国と地域が加盟する「ICCAT」=大西洋まぐろ類保存国際委員会は、クロマグロなどの資源管理を行っています。
今月14日から今月21日まで会合を開き、来年以降のクロマグロの大西洋と地中海での漁獲枠を決めました。
それによりますと、クロマグロの主な漁場である東大西洋と地中海における来年から3年間の漁獲枠は、これまでより12.7%増やし、年間4万570トンとします。
この海域のクロマグロをめぐっては、乱獲などによって2011年と12年の漁獲枠は過去最低の年間1万2900トンまで落ち込みました。
その後は資源量は回復傾向にあるとして、今回、決定した漁獲枠はこれまでで最も大きい規模となります。
このうち、日本に割り当てられた来年から3年間の漁獲枠は年間3114トンと、これまでよりおよそ300トン増加し、過去最大となっていて、国内のクロマグロの流通量が増えることも予想されます。