12月分と比べると、使用量が平均的な家庭では、
▽西部ガスが189円上がって7797円、
▽大阪ガスが334円上がって7397円、
▽東京ガスが285円上がって7035円、
▽東邦ガスは12月分と変わらず8209円となっています。
政府は電気やガス料金の負担を軽減するため、来年1月に使用、2月の請求分から、8月に使用、9月の請求分まで
▽家庭向けの電気料金は1キロワットアワー当たり7円、
▽都市ガスは家庭や年間契約量が少ない企業に対して1立方メートル当たり30円を補助するなどとしていて、来年2月からの請求額は減ることになります。
これまでに値上げを申請した「東北電力」「中国電力」「四国電力」「沖縄電力」の4社のうち、値上げ幅が最も大きいのは、 ▽沖縄電力で、使用量が平均的な家庭では3473円上がります。 次いで、 ▽東北電力は2717円 ▽中国電力は2399円。 値上げの幅が最も小さい、 ▽四国電力でも、平均的な家庭で2205円の値上がりとなっています。 東京電力と北陸電力も近く、値上げを申請するとみられます。
東北電力の「規制料金」と呼ばれる国の認可を受けたプランの、 ▽ことし1月請求分の料金は、使用量が平均的な家庭の場合で7852円でした。 その後、毎月、値上がりし、 ▽6月請求分からは、燃料価格の上昇分を料金に反映できる上限に達し、8565円になりました。 一方、来年2月請求分の料金からは政府の負担軽減策が始まり、家庭向けでは、1キロワットアワー当たり7円を補助することにしています。 平均的な家庭では、1か月当たり1820円が補助されることになるため、家庭が実際に支払うのは6745円になります。 ただ、東北電力が申請した値上げがそのまま国に認められた場合、4月請求分からは再び、支払いは増えます。 今回の申請内容は1か月当たり2717円の値上げで、月額の電気料金は単純計算で1万1282円になるとしています。 ここから、補助の1820円が減額されるため、 ▽4月請求分で実際に家庭が支払うのは9462円になります。 電力会社が規制料金の値上げを申請した場合、経済産業省が消費者庁などからの意見を聞いたうえで審査を行い、値上げが妥当かどうかを判断します。 過去の例を見ると、最終的な値上げ幅は当初より圧縮されるケースが多いことから、申請している値上げ幅がそのまま認可されるかはわかりません。
電気料金 値上げ申請の動き相次ぐ
値上げで家計への負担は 東北電力の場合