死亡した90代患者装い現金引き出そうとしたか 44歳の医師逮捕 - Easy News

東京とうきょう国分寺こくぶんじ市しの44歳さいの医師いしが、亡なくなった90代だいの患者かんじゃの銀行ぎんこう口座こうざから、現金げんきんおよそ1900万まん円えんを引き出ひきだそうとしたとして、逮捕たいほされました。調しらべに対にたいし、容疑ようぎを否認ひにんしているということです。

逮捕たいほされたのは東京とうきょう国分寺こくぶんじ市しの病院びょういんに勤務きんむしていた医師いしの村上むらかみ美佐子みさこ、本名ほんみょう、菊池きくち美佐子みさこ容疑ようぎ者しゃ（44）です。

警視庁けいしちょうによりますと、ことし7月つき、死亡しぼうした90代だいの女性じょせい患者かんじゃの銀行ぎんこう口座こうざから、現金げんきんおよそ1900万まん円えんを不正ふせいに引き出ひきだそうとしたとして、詐欺さぎ未遂みすいなどの疑うたがいが持もたれています。

女性じょせいは、ことし6月つきに病院びょういんに入院にゅういんし、菊池きくち医師いしが内科ないかの診療しんりょうを担当たんとうしていましたが、およそ1週間しゅうかん後ごに老衰ろうすいのため亡なくなったということです。

これまでの調しらべによりますと、医師いしは銀行ぎんこうの窓口まどぐちで、通帳かよいちょうや署名しょめいを偽造ぎぞうした書類しょるいを提出ていしゅつしたものの、見た目みための年齢ねんれいなどから不審ふしんに思おもった職員しょくいんが引き出ひきだしを認みとめなかったということです。

さらに同おなじ日ひ、死亡しぼうした女性じょせいの妹いもうとを連つれて再ふたたび窓口まどぐちを訪おとずれ、女性じょせいになりすまさせて引き出ひきだそうとしましたが、妹いもうとの認知にんち機能きのうが衰おとろえていたことなどから、銀行ぎんこうが警視庁けいしちょうに通報つうほうしたということです。

警視庁けいしちょうによりますと、調しらべに対にたいし「女性じょせいの妹いもうとに頼たのまれて銀行ぎんこうに行いっただけだ。死しんだ人ひとの預金よきんを払い戻はらいもどすことが悪わるいこととは知しらなかった」などと、容疑ようぎを否認ひにんしているということです。

医師いしはこの事件じけんのあと、女性じょせいの妹いもうとの養子ようしになり名字みょうじが変かわったということで、警視庁けいしちょうは詳くわしいいきさつを調しらべています。