この中なかで加藤かとう厚生こうせい労働ろうどう大臣だいじんは「感染かんせん症しょう法ほう改正かいせい案あんの衆議しゅうぎ院いんでの審議しんぎで、新型しんがたコロナの感染かんせん症しょう法ほう上じょうの位置いちづけを速すみやかに検討けんとうする規定きていが追加ついかされた。この修正しゅうせいを踏ふまえ、専門せんもん家かの意見いけんも聞ききながら、最新さいしんのエビデンスに基もとづき、総合そうごう的てきに早期そうきに議論ぎろんを進すすめたいと考かんがえている」と述のべました。

そのうえで「新型しんがたコロナの病原びょうげん性せいや感染かんせん力りょく、変異へんいの可能かのう性せいについてどう評価ひょうかするのか、どう考かんがえていくのか、国民こくみんと理解りかいを共有きょうゆうすることが必要ひつようで、その基盤きばんづくりが求もとめられている。深ふか掘ほりしたうえで、わかりやすい考え方かんがえかたを示しめしてほしい」と述のべ、見直みなおしに向むけた議論ぎろんを進すすめるよう要請ようせいしました。

また、加藤かとう厚生こうせい労働ろうどう大臣だいじんが、新型しんがたコロナの感染かんせん症しょう法ほう上じょうの扱あつかいについて、季節きせつ性せいインフルエンザと同おなじ分類ぶんるいへの引き下ひきさげも含ふくめ、見直みなおしに向むけた議論ぎろんを進すすめるよう要請ようせいしたことについて「数すう回かい前まえの会合かいごうでリスク評価ひょうかの考え方かんがえかたをまとめ、ウイルスの伝播でんぱ性せい、症状しょうじょうの重症じゅうしょう度ど、医療いりょうへのインパクトを検討けんとうすべきだという考かんがえを示しめした。それに沿そって検討けんとうを進すすめ、意見いけんを取とりまとめていきたい」と述のべました。

そのうえで議論ぎろんするべき点てんについて「流行りゅうこうがオミクロン株かぶ中心ちゅうしんになりかなり病態びょうたいが変かわってきているので、しっかりリスク評価ひょうかするのが専門せんもん家か会合かいごうの役割やくわりだと理解りかいしている。見直みなおしに『賛成さんせい』か『反対はんたい』かではなく、新型しんがたコロナがどのような病気びょうきなのか、国民こくみんに正ただしく理解りかいしてもらえるよう私わたしたちが答こたえていく。新型しんがたコロナは、呼吸こきゅう器き感染かんせん症しょうというよりも、心血しんけつ管かん疾患しっかんの合併症がっぺいしょうの影響えいきょうが大おおきい循環じゅんかん器きの病気びょうきになっているのではないかという意見いけんもあり、今いまの病気びょうきの姿すがた自体じたいの評価ひょうかをしっかり行おこなうべきだ」と述のべました。