FIFAの技術ぎじゅつ研究けんきゅうグループは30日にちにドーハ市内しないで記者きしゃ会見かいけんし、今こん大会たいかいの1次じリーグの第だい2戦せんがすべて終おわった時点じてんでの特徴とくちょうなどを発表はっぴょうしました。

この中なかでグループのメンバーが「4年ねん前まえのロシア大会たいかいと比くらべてゴールキーパーがよりゴールラインから離はなれた高たかい位置いちでポジションを取とるようになった」と分析ぶんせきの結果けっかを示しめし、「ボールを前方ぜんぽうに大おおきく蹴けり出だすよりも後方こうほうからパスをつなぎ、相手あいて陣内じんないにボールを運はこぶビルドアップに関かかわる割合わりあいが増ふえた」という特徴とくちょうを説明せつめいしました。

こうした傾向けいこうを顕著けんちょに示しめしている選手せんしゅとして日本にっぽんと1日にちの1次じリーグ第だい3戦せんで対戦たいせんするスペインのウナイ・シモン選手せんしゅなどの名前なまえがあげられ、シモン選手せんしゅについては「フィールドプレーヤーのようだ」と称賛しょうさんの声こえもあがりました。

また、ピッチを3分割ぶんかつした時とき、相手あいてのゴールに近ちかい3分ぶんの1のエリア、「ファイナルサード」と呼よばれるエリアで攻撃こうげきする機会きかいが前回ぜんかい大会たいかいと比くらべて少すくなくなり、特とくに中央ちゅうおうのエリアでその傾向けいこうが顕著けんちょに見みられると指摘してきし、理由りゆうについては「中央ちゅうおうのディフェンダーのブロックが堅かたくなった」などと話はなしました。

また、前回ぜんかい大会たいかいと比くらべて選手せんしゅどうしの横よこの距離きょりが広ひろがっていてサイドを活用かつようしてのプレーが増ふえていることなどの分析ぶんせき結果けっかも示しめされました。

カタール大会たいかいの技術ぎじゅつ研究けんきゅうグループはブラジル大会たいかいで日本にっぽん代表だいひょうの監督かんとくを務つとめたザッケローニさんなどで構成こうせいされ、すべての試合しあい内容ないようを分析ぶんせきしたうえで大会たいかい終了しゅうりょう後ごには「テクニカルリポート」としてまとめることにしています。