일본어 뉴스: 「年賀状じまい」増加か理由を説明連絡手段伝える配慮も

「年賀状ねんがじょうじまい」増加ぞうかか理由りゆうを説明せつめい連絡れんらく手段しゅだん伝つたえる配慮はいりょも

Dec 7, 2022 17:12

Furigana

年賀状ねんがじょうを出だすのをやめる「年賀状ねんがじょうじまい」をする人ひとが増ふえているとされていますが、専門せんもん家かは相手あいてを思おもいやって、やめる理由りゆうを事前じぜんに丁寧ていねいに伝つたえることや、メールアドレスやSNSのIDを教おしえて、つながりを切きらさないことなどを勧すすめています。

日本にっぽん郵便ゆうびんによりますと、メールなどで新年しんねんのあいさつをするケースが増ふえていることなどから、来年らいねん用ようの年賀ねんがはがきの発行はっこう枚数まいすうは、ことしより1割わりほど少すくない16億おく4000万まん枚まいと、これまでで最もっとも多おおかった平成へいせい16年ねん用ように比くらべ6割わり余あまり少すくなくなっています。

ことしも残のこすところ1か月かげつを切きる中なか、年賀状ねんがじょうを書かくか、書かかないかについて、東京とうきょう新宿しんじゅくで10代だいから70代だいの50人にんに聞きいたところ

▽「書かく」は23人にん

▽「書かかない」は27人にんで

年代ねんだいが上あがるほど年賀状ねんがじょうを書かく人ひとが多おおい傾向けいこうでした。

書かく理由りゆうについては

▽「遠方えんぽうに住すむ知人ちじんなどは年賀状ねんがじょうだけでつながっている」や

▽「仕事しごとの同僚どうりょうやお客様おきゃくさまへのあいさつとして書かいている」

▽「家族かぞくや親戚しんせきへの礼儀れいぎだ」などという声こえが聞きかれました。

一方いっぽう、書かかない理由りゆうは

▽「LINEやメールでつながっているので必要ひつようない」や

▽「子こどもの頃ころまで書かいていたが疎遠そえんになった、相手あいてからも来こなくなった」

▽「引っ越ひっこしや喪中もちゅうを機きに書かかなくなった」

などという声こえが聞きかれました。

ただ、年賀状ねんがじょうを書かく人ひとの中なかでも枚数まいすうを減へらすなど、少すこしずつ「年賀状ねんがじょうじまい」を考かんがえているという人ひとも多おおくいました。

専門せんもん家か「あなたとつながり続つづけたい伝つたえることが重要じゅうよう」

長年ながねん続つづけてきた年賀状ねんがじょうを急きゅうにやめることに抵抗ていこう感かんもある中なかで「年賀状ねんがじょうじまい」をしたいときはどうすればいいのか。

「年賀状ねんがじょうじまい」に詳くわしい、ダイヤ高齢こうれい社会しゃかい研究けんきゅう財団ざいだんの澤さわ岡おか詩野しの主任しゅにん研究けんきゅう員いんによりますと「定年ていねん退職たいしょくを機きに」や「もう高齢こうれいになったので」など、相手あいてが納得なっとくする形かたちでやめる理由りゆうを、事前じぜんに丁寧ていねいに伝つたえることが大切たいせつだということです。

また「『これからもよろしく』などと手書てがきで書かいたうえで、メールアドレスやLINEのID、電話でんわ番号ばんごうを書き添かきそえて、あなたとつながり続つづけたいと思おもっているということを、伝つたえることが重要じゅうようだ」と指摘してきしています。

一方いっぽうで、澤さわ岡おか主任しゅにん研究けんきゅう員いんによりますと「年賀状ねんがじょうじまい」をした人ひとたちへの聞き取ききとりでは「つながりがなくなってしまった」だったり「年始ねんしに年賀状ねんがじょうが来こないことにさみしさを感かんじるようになった」という声こえも聞きかれたということで、「相手あいてとつながる手段しゅだんを多おおく持もっておくことが大切たいせつで、年賀状ねんがじょうが唯一ゆいいつの連絡れんらく手段しゅだんになっているケースでは、友人ゆうじんや知人ちじんが亡なくなったことを知しる機会きかいがなくなったという人ひともいた。年賀状ねんがじょうをやめたあとでも、始はじめたいときに再開さいかいするという柔軟じゅうなんな発想はっそうでよいのではないか」と話はなしていました。