中東のレバノンに拠点を置くイスラム教シーア派組織「ヒズボラ」は、イスラエル軍の攻撃で司令官が殺害されたと発表しました。
イスラム教シーア派組織「ヒズボラ」は8日、レバノン南部をイスラエル軍が攻撃し、ウィサム・タウィル司令官が死亡したと声明を出しました。
中東の衛星テレビ、アルジャジーラによりますと、タウィル司令官は、ヒズボラの精鋭「ラドワン部隊」で副官を務めた経歴があり、イスラエルに対する作戦の指揮を長年、執ってきたということです。
イスラエルのネタニヤフ首相は8日、イスラム組織「ハマス」を支援するヒズボラについて、「大きな過ちを犯している。我々はあらゆる手を使ってイスラエル北部の安全を取り戻す」と述べ、徹底抗戦の姿勢を強調しました。
イスラエルとヒズボラの対立で、地域の緊張が高まることが懸念されます。