ベトナム中部クアンチ省で18日、軍の施設が大規模な土砂崩れに巻き込まれ、兵士11人が死亡しました。
国営ニュースサイト「VNエクスプレス」は、「未明から爆弾の爆発のような土砂崩れが4、5回発生し、山全体が崩落しそうな感じだった」との地元当局者の話を伝えています。
クアンチ省では豪雨が1週間以上降り続いており、数日前には水力発電所で作業員の捜索を行っていた救助隊ら13人が事故で死亡。発電所作業員2人の遺体は見つかりましたが、今も15人が行方不明となっています。
VNエクスプレスによると、同省の川の水位は過去20年で最も高くなっております。
防災当局によると、豪雨による事故でこれまでにクアンチ省では少なくとも64人が死亡。水位は今後もさらに上がる可能性があり、懸念が高まっています。