日本の
海上自衛隊と
アメリカ海軍、
それにインド
海軍が
毎年行っている
共同訓練にことしはオーストラリア
海軍が
初めて参加することになりました。4
か国は、
中国を
念頭に
安全保障面での
連携を
強化していて、
訓練の
実施は、
中国の
海洋進出の
動きを
強く
けん制するものとなり
そうです。
海上自衛隊と
アメリカ海軍、
それにインド
海軍が
毎年行っている
共同訓練「マラバール」は、ことしは
来月、インド
近海で
行われる
予定です。
オーストラリアのペイン外相とレイノルズ国防相は19日、声明を発表し、インドからの招待を受け、訓練にオーストラリア軍が参加すると発表しました。
オーストラリアの訓練参加は、参加国が今の枠組みになってからは初めてです。
声明の中でペイン外相は、「訓練は、地域の平和と安定を保つための4か国の連携を強化するものになるだろう」としたほか、インド国防省も声明で「海上の安全を守るため、各国との協力を拡大させていく」としています。
日本とアメリカ、オーストラリア、インドの4か国は今月6日、東京で行われた外相会合で、中国を念頭に法の支配などに基づく自由で開かれたインド太平洋の実現に向けて結束していく方針を確認したばかりで、今回の訓練の実施は、中国の海洋進出の動きを強くけん制するものとなりそうです。