逮捕されたのは、埼玉の県立高校に通っていた18歳の少年と都立高校に通っていた16歳の少年2人、それに無職の17歳の少年の合わせて4人です。
警視庁によりますと、4人は去年12月、静岡県に住む80代の夫婦の自宅に息子を装って電話をかけ「1000万円分の小切手帳を落としてしまった」などとうそを言って、20回にわたり現金合わせておよそ2000万円をだまし取るなどした疑いが持たれています。
4人は役割を分担し、県立高校の元生徒が指示役、都立高校の元生徒2人が現金の受け取り役や引き出し役、それに無職の少年がリクルート役をそれぞれ務めていたということです。
調べに対し、4人のうち県立高校の元生徒は「何も話しません」と認否を留保しているということです。
また、都立高校の2人はすでに保護観察などの処分を受けているということです。
警視庁は電話をかけるなどしたメンバーがほかにもいるとみて、詳しいいきさつを調べています。