39歳の岩隈投手は、2000年にドラフト5位で当時の近鉄に入団し、近鉄と移籍した楽天では最多勝や最優秀防御率のほか、リーグの最優秀選手や沢村賞など数多くのタイトルを獲得し、107勝をあげました。
2012年にフリーエージェントで大リーグのマリナーズに移籍し、ノーヒットノーランを達成するなど、3回のふた桁勝利で63勝をあげ、日米通算で170勝をマークしました。
昨シーズン、巨人に移籍して日本球界に復帰しましたが、手術した右肩の影響などで、巨人での2年間は1軍での登板はなく、23日、東京ドームで引退会見を行いました。
この中で、岩隈投手は「現役を引退し、ユニフォームを脱ぐことを決めた。このユニフォームで、もう一花咲かせようと頑張ったが、1軍での登板を果たせなかった」と心境を語りました。
そのうえで「2年間で、すばらしいチームメートに出会い、挑戦させてもらったことに心から感謝している。また21年間応援してもらい、その中で戦えたことに感謝している」と話していました。