ウクライナのゼレンスキー大統領は、11日に公開したビデオ声明で「われわれは今、社会やパートナーたちにとって進むべき道を見失わないため、戦争の重要な局面にある」と述べ、改めて結束を呼びかけました。
一方、ウクライナ侵攻をめぐるアメリカ政府の機密文書が流出したとされる問題が波紋を広げていて、アメリカ政府は、機密性の高い資料が含まれている可能性があるとして調査を急ぐ考えを示しています。
この問題について、ウクライナ大統領府のポドリャク顧問は、メディアのインタビューに対し「作戦の情報は含まれていない」としているほか、国家安全保障・国防会議のダニロフ書記も「最後の瞬間に反転攻勢の決断を下す。計画を知るものは、ごく少数しかいない」と強調し、今後の軍事作戦への影響を最小限におさえたい思惑もあるとみられます。