香港(CNN Business) 中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)が独自の基本ソフト(OS)「鴻蒙(ホンモン)」を発表しました。米中間の貿易摩擦が激化するなか、新OSのスマートフォンでの利用開始は「いつでも」可能だとの姿勢を示しています。
トランプ米政権が5月にファーウェイを禁輸措置対象リストに加えたことで、ファーウェイはライセンスを持たない米IT企業の技術やソフトウェアを利用できなくなりました。この影響で、ファーウェイは自社端末でのグーグルのOS「アンドロイド」の使用が制限されています。既存の端末に影響は出ませんが、新しい機種ではグーグルのアプリやメールサービスなどが利用できなくなります。
ファーウェイ幹部は、独自OSについてアンドロイドやアップルの「iOS」と全く異なるものと説明しました。スマートフォンでいつでも使用を開始できますが、今のところは、アンドロイドを優先しているということです。