日本新聞: 九州北部今後も激しい雨のおそれ土砂災害などに警戒を

九州きゅうしゅう北部ほくぶ今後こんごも激はげしい雨あめのおそれ土砂どしゃ災害さいがいなどに警戒けいかいを

Aug 29, 2019 11:08

Furigana

記録きろく的てきな大雨おおあめとなっている九州きゅうしゅう北部ほくぶでは30日にちにかけて断続だんぞく的てきに激はげしい雨あめが降ふるおそれがあります。これまでの雨あめで地盤じばんの緩ゆるんでいるところがあり、引き続ひきつづき土砂どしゃ災害さいがいなどに警戒けいかいが必要ひつようです。気象庁きしょうちょうによりますと、西日本にしにほんから東日本ひがしにっぽん付近ふきんにのびる前線ぜんせんの影響えいきょうで、九州きゅうしゅう北部ほくぶを中心ちゅうしんに29日にち朝あさにかけて発達はったつした雨雲あまぐもが流れ込ながれこみ、断続だんぞく的てきに非常ひじょうに激はげしい雨あめが降おりました。

佐賀さが県けんと長崎ながさき県けんでは、この48時間じかんに降ふった雨あめの量りょうが多おおいところで400ミリ前後ぜんごに達たっしています。

気象庁きしょうちょうは、午前ごぜん９きゅう時じ前まえ、「長崎ながさき県けん壱岐いき市しでは50年ねんに１いち度どの記録きろく的てきな大雨おおあめとなっているところがある」という情報じょうほうを発表はっぴょうしました。

これまでの雨あめで、佐賀さが県けんと長崎ながさき県けん、福岡ふくおか県けんでは、土砂どしゃ災害さいがいの危険きけん性せいが非常ひじょうに高たかまり「土砂どしゃ災害さいがい警戒けいかい情報じょうほう」が発表はっぴょうされている地域ちいきがあるほか、山口やまぐち県けんでは、氾濫はんらんの危険きけん性せいが非常ひじょうに高たかい「氾濫はんらん危険きけん水位すいい」を超こえている川かわがあります。

前線ぜんせんは、このあとも西日本にしにほんから北きた日本にっぽん付近ふきんに停滞ていたいする見込みこみで、30日にちにかけて、九州きゅうしゅう北部ほくぶを含ふくむ広ひろい範囲はんいで大気たいきの不安定ふあんていな状態じょうたいが続つづき、断続だんぞく的てきに激はげしい雨あめが降ふるおそれがあります。

30日にち昼ひるまでの24時間じかんに降ふる雨あめの量りょうは、いずれも多おおいところで九州きゅうしゅう北部ほくぶで150ミリ、北陸ほくりくで100ミリ、中国ちゅうごく地方ちほうで80ミリと予想よそうされ、九州きゅうしゅう北部ほくぶや北陸ほくりくではその後そのごも雨量うりょうが増ふえる見込みこみです。