25日午前11時半ごろ、飯田市時又の天竜川で近くにいた人から「転覆したままのカヌーがある」と消防に通報がありました。
警察によりますと、カヌーに乗っていたのは長野県下諏訪町の寺田祥一さん(64)で、病院に搬送されましたがおよそ2時間後に死亡が確認されました。
天竜川では25日、飯田市の隣の高森町などが主催するカヌーの競技大会が開かれ、寺田さんは1人でカヌーに乗って13キロのコースを下り、速さを競う種目に参加していたということです。
寺田さんが転覆したのはゴール地点から240メートルほど上流にかかる橋の近くで、警察は寺田さんが競技中にバランスを崩した可能性もあるとみて詳しい状況を調べています。