香港では、
1日、
国際空港への
交通を
妨害しようという
呼びかけに
応じた
若者らが
空港につながる
幹線道路や
鉄道を
封鎖した
ほか、
地下鉄の
駅を
壊すなどして
各地の
交通に
大きな影響が
出ました。
2日は、
授業の
ボイコットや
ストライキが
呼びかけられており、
事態の
収束はさらに
見通せない
状況となっています。
3か月近くにわたって
香港政府や
警察への
抗議活動が
続く香港では、
1日、
国際空港への
交通を
妨害しようという
呼びかけに
応じた
大勢の
若者らが
空港のバスターミナルを
一時、
占拠しました。
さらにデモ隊の一部は、空港のある島と中心部をつなぐ幹線道路にバリケードを作ったり、線路に物を投げ入れたりしたため、バスや鉄道の運行ができなくなりました。
このため、利用客が数時間にわたって、空港内に足止めされる事態となりました。バリケードの封鎖が解除され、バスの運行が再開されると利用客らは疲れた表情で乗り込んでいました。
また、島の対岸に位置し、空港から5キロほど離れた地下鉄の駅では、デモ隊の一部が事務室や券売機を壊したため、地下鉄の運行ができなくなるなど、各地の交通に大きな影響が出ました。
このほかにも、近くのプールに掲げられていた中国の国旗を引きずり下ろして火をつけるなど、過激な行動が続きました。
香港では、新学期を迎える2日も学生らによる授業のボイコットや、幅広い業種でのストライキが呼びかけられており、混乱が続くことが予想される中、事態の収束はさらに見通せない状況となっています。