去年9月6日に北海道で大きく揺れる地震がありました。震度7だった厚真町では、山から流れてきた泥が家に入って、21の家庭で36人が亡くなりました。
家に泥が入って家族が亡くなりましたが、自分は助かったという人が16人いました。NHKが助かった人や親戚に話を聞くと、14人は2階で寝ていました。
57歳の男性は2階にいて助かりましたが、1階にいた76歳の母親は亡くなりました。男性は「家に入ってきた泥は、1階だけを流して、2階は残りました。母親も2階で寝ていたら、助かったと思います」と話しています。
雨がたくさん降って外に逃げることができなくなったときは、建物の2階以上にいたほうがいいと言われています。専門家は、地震のときも2階にいたほうが安全だと言っています。