ロンドン (CNN Business) ブラジルなどのアマゾン熱帯雨林で森林火災が広がっている問題で「ティンバーランド」や「ヴァンズ」などのブランド名の靴メーカーを傘下に置く米企業「VFコーポレーション」は9月1日までに、火災が続く間、同国からの皮革輸入を中止すると発表しました。
大手企業がアマゾン火災に対処した経営方針を打ち出すのは初めてです。同社はアパレルや靴など履物の大手です。
VF社は声明で、自社製品に使われる素材がブラジルの環境の悪化につながっていないとの信頼や確信を得るまで皮革の購入をやめると強調しました。
地球上の酸素の約2割を生みだし「地球の肺」とも呼ばれるアマゾン熱帯雨林での大規模火災が国際社会の批判を受けていることを踏まえた措置とみられます。また、ブラジルのボルソナーロ大統領が消火に消極姿勢を当初示し、非難を浴びたことに配慮したともみられます。