このうち鴨川市広場地区にある住宅は、台風で屋根が長さ9メートル、幅5メートルにわたってはがれました。ブルーシートだけでは覆いきれず、そのままになっていたところに雨が降り、家の中は水浸しになっていました。
この家に夫婦2人で暮らしている曽我辺勲さん(66)は「停電が続いて不自由な暮らしをしているところにこの雨です。水浸しの様子を見て、もう住むことはできないと、途方に暮れています。ショックが大きいです」と話していました。
また、台風で住宅の屋根の一部が破損した68歳の女性は、15日夜、雨漏りしていた居間にブルーシートを敷いて、不安な一夜を過ごしたといいます。女性は、「今のところ雨漏りはしておらずほっとしていますが、15日は雨が心配で何度も起きました。心が休まらないです」と話していました。